第2回 ・ 150 min

AI導入勉強会
第2回

AIを知るところから、仕事の中で目的に近づける使い方へ進みます。

前回からの共有ChatGPT / Codex第2の脳直し方
自己紹介

今日の案内役です。

細江 健実
佐々木 順
株式会社ALL AI

今日お伝えしたいこと

初参加の方にも分かるように基本を押さえつつ、前回から一歩進んで、AIへの頼み方と直し方を扱います。

本日の流れ

先に、全体像を共有します。

9:30
オープニング・本日のゴール共有10 MIN
9:40
前回からの実務利用の共有20 MIN
10:00
AIの基本整理25 MIN
10:25
AIへの頼み方の復習20 MIN
10:45
あなたの第2の脳を作る10 MIN
10:55
休憩10 MIN
11:05
Codex実演:目的に近づける直し方30 MIN
11:35
持ち帰り整理:自分の業務で試す形にする20 MIN
11:55
リスク・まとめ・質疑5 MIN
最初の問い
皆さんは今、
どの程度
AIを使っていますか。

業務特化型AI、ChatGPT、Gemini。まず現在地を共有します。

前回から
実務で、
何に使いましたか。

うまくいった話、思ったより便利だった話、逆に困った話も歓迎です。

見せてもらえるなら

実際に使ったものを、少し見せてください。

USE

何を頼んだか。

文章作成、調査、資料づくり、確認作業など、どんな仕事で使ったかを共有します。

GOOD

どこが良かったか。

時間が短くなった、たたき台ができた、考えが整理されたなど、効果を言葉にします。

NEXT

どこで詰まったか。

ちょっと違う、うまく伝わらない、最後の形が惜しい。その違和感を今日扱います。

第2回の本題
「ちょっと違う」を、
目的に近づける。

Codexに限らず、AIを仕事で使う時は、一回で正解を出すより、直しながら近づける力が大事です。

いまのAI

選択肢は、
たくさんあります。

OPENAI

ChatGPT

質問、調べ物、文章作成などで広く使われています。

ANTHROPIC

Claude

文章や資料づくり、長い文脈の整理などで使われます。

GOOGLE

Gemini

Google系のサービスと一緒に使いやすいAIです。

XAI

Grok

Xなどと近い場所で使われるAIです。

どれがいいのか
最初は、
自分に合うもので
いい。

研究や高度な用途では差が出ます。
でも、日々の業務を便利にする入口では、使い続けやすいことが大事です。

今日の入口
今日は、
GPT
入口にします。
01
今後、GPTの講習を受講予定
02
ChatGPTに馴染みがある方もいる
03
すでにアカウントをお持ちの場合も多い
今日のゴール
自分とAIの
関わり方を知る。

知識を増やすだけでなく、今の仕事にAIをどう絡ませるかを考えます。

講習の進め方

聞く。見る。
できれば手を動かす。

現在地
いま使っているのは、
業務に
溶かし込んだAI。

業務画面や手順に合わせて、特定の仕事で使いやすくしたAIです。

次の一歩
今日触るのは、
自由に使い方を
作れるAI。

あなた専用の、あなたの仕事に合う使い方を見つけます。

ChatGPTでよくある使い方
質問する。
調べる。
文章をまとめる。

多くの人が最初に触るのは、この「チャットで聞く」使い方です。

まず整理
GPTは、
AIの脳みそです。

OpenAIが作っている、文章を理解し、考え、返事を作るための中身です。

ChatGPTとは
ChatGPTは、
GPTを使う
製品です。

質問、調べ物、文章作成をチャットで頼めます。

名前の整理

脳みそと、使い方を
分けて考えます。

MODEL

GPT

考える中身。文章を理解し、返事や提案を作るAIの脳みそです。

GPTを表す脳みそのイメージ
PRODUCT

ChatGPT

GPTに話しかけて、答えを返してもらうための製品です。

ChatGPTを表す耳と口のイメージ
WORK

Codex

AIがPC内のファイルや作業に触れ、形にしていく入口です。

Codexを表す手とPC内ファイルのイメージ
ここが大事
ChatGPTに聞いても、
作業するのは
自分。

教えてもらった内容を、PCの中で実際に動かす手間は残りやすいです。

Codexとは
Codexは、
PC作業に近いAI。

ファイルを読んだり、整理したり、プログラムを作って作業を動かせます。

はじめ方
Codex導入は、
難しく考えなくていい。

アプリを入れる。ログインする。作業フォルダを選ぶ。まずはこれだけです。

STEP 1

まずはアプリを入れて、
ログインします。

01
CodexアプリをダウンロードしてインストールmacOS / Windows で使えます。
02
ChatGPTアカウントでサインイン会社の利用ルールがある場合は、そのルールに合わせます。
03
自分のPCで作業する設定を選ぶまずは、選んだフォルダの中だけを見てもらうイメージです。
STEP 2

プロジェクトは、
作業用フォルダのこと。

FOLDER

触っていい場所を決める

いきなりPC全体を任せるのではなく、作業するフォルダを選びます。

CONTEXT

その中の資料を読める

ファイル、文章、表、画像などをもとに、次の作業を考えられます。

HISTORY

会話と作業履歴が残る

ChatGPTの会話が残るように、プロジェクトごとに流れを追えます。

話すこと: ここでは「AIに見せる作業机を選ぶ」くらいのイメージで伝えます。

STEP 3

最初の依頼は、
小さくていい。

このフォルダの中を見て、
どんな作業を手伝えそうか
教えてください。

難しい言い方をする必要はありません。まずは、人に頼むときと同じように普通に話しかけます。

STEP 4

確認して、
追加で直していきます。

01
返ってきた内容を読むAIに任せっぱなしにせず、人間が見る時間を必ず入れます。
02
気になるところを、そのまま伝える「ここが違う」「もっと短く」「表にして」くらいで大丈夫です。
03
必要なら、もう一段だけ頼む資料にする、画像を入れる、一覧にする。少しずつ仕事に近づけます。
AIの振り幅
AIは、大きな改革にも、
小さな改善にも使える。

だからこそ、すごさだけを見ると迷いやすくなります。

今日の見方

AIを見る前に、
自分の仕事を見ます。

FIRST

AIの性能より、
自分の仕事を見る。

どのAIが一番すごいかより、どこで自分が困っているかを先に見ます。

NEXT

まずは小さな
不便でいい。

毎日の面倒が少し減るだけでも、AIを仕事に活かす入口になります。

落とし穴
「何ができるか探し」は、
終わりません。
最初にやること
仕事を、棚卸しする。

AIを学ぶ前に、自分の作業を言葉にします。

Question 1

何に困っていますか。

毎日・毎週くり返している面倒な作業を、ひとつ思い出してください。

Question 2

最終的に、
どういう形にしたいですか。

AIに何を返してほしいか、完成イメージを決めます。

今日の位置づけ
Lv.2
AIと対話して、
目的に近づける。
ノーコードの限界
既製品は便利。
でも、細かい要望で
止まりやすい。
汎用AIの強み
自分の仕事に合わせて、
一点モノを作れる。
マインドセット
「難しそう」は、
もう古い思い込みです。
今日使う道具
今日はCodexで、
作って、見て、直します。
頼み方

AIにも、人に頼むように話す。

部下や同僚に仕事を頼むなら、目的、材料、完成形、注意点まで伝えるはずです。

同僚として見る
AIは、
サボらない同僚です。

ただし、雑に頼むと、雑な指示のまま全力で進みます。

良い頼み方

人に説明するなら、どう話すか。

NG

これ、いい感じにして。

AIはサボりません。でも、アバウトな指示なら、アバウトな結果をきちんと出してきます。

OK

この資料から、請求日と金額を表にして。

なぜ必要か、どの資料を見るか、どんな形で返してほしいか、確認してほしい点まで伝えます。

作り方

あなたの第2の脳は、
今日から少しずつ作れます。

01

自分の言葉を残す

普段の説明、判断基準、よく使う言い回しをメモとして残します。

02

AIに材料として渡す

打ち合わせメモ、過去資料、PC内のファイルを会話の材料にします。

03

違和感を直す

「その言い方ではない」「この順番にしたい」と返して、自分寄りに育てます。

一回で完成させるものではなく、普段の仕事の中で少しずつ育てていくイメージです。

イメージ

あなたの考えが、
AIの中に入っていく。

YOUR MIND

日々の言葉、経験、判断基準。

言い回し 判断基準 会話の背景 過去資料 自分らしさ
AI
FOCUS

言い回し

普段の話し方や説明のクセが、文章や資料のトーンに反映されやすくなります。

入れていくもの

普段の言葉や資料が、AIの材料になります。

WORDS

自分の言葉

普段の説明、考え方、判断基準を入れると、文面に自分らしさが出やすくなります。

MEETING

打ち合わせ内容

議事録やメモを渡すと、背景を踏まえた資料や文章を作りやすくなります。

FILES

PC内の資料

過去資料、表、PDF、ルールを材料にすると、実務に近い出力へ寄せられます。

何が変わるか
ただのAIではなく、
あなたの考えが入ったAIに近づく。

文章、資料、提案を作る時に、自分の文脈や判断が反映されやすくなります。

実演の見方
見るのは、完成までの一直線ではなく
直し方です。

指示する、確認する、違和感を伝える。この往復を見てください。

最初の出力
一回目は、
たたき台でいい。

最初から正解を狙うより、見てから直す方が仕事に近づきます。

そのあと
違和感を、
追加指示に変えます。

「目的」「材料」「完成形」「違う点」を足すほど、ゴールに近づきます。

直す時の見方

「違う」を、言葉に分解します。

NG

なんか違う。

違和感だけだと、AIはどこを直せばよいか判断しにくくなります。

OK

目的と違う点を伝える。

誰に見せるのか、何を重視するのか、どこがズレているのかを伝えます。

追加指示の型

直す時は、この順番で伝えます。

目的は、____です。
今の出力は、____が違います。
次は、____を重視してください。
完成形は、____にしたいです。

配布素材

配布シートは、
持ち帰り用のメモです。

1. 気になった業務

話を聞きながら、AIに頼めそうだと思った作業をメモしておきます。

2. 作りたい形

AIに何を返してほしいか、あとで考えるための欄です。

3. 頼み方の材料

目的、材料、完成形、注意点を整理する時に使えます。

4. 直す時の言葉

「ちょっと違う」をどう伝えるか、実演を見ながら拾っておきます。

持ち帰り整理
時間があれば、
一つだけ考える。
素材 A

まずは、仕事を分解します。

作業頻度面倒な理由材料
請求書PDFの確認毎月見る場所が毎回同じPDF、管理表
問い合わせ文の下書き毎日似た文章を何度も作るメール、FAQ
広告レポート整理毎週数字を転記するCSV、報告書
整理のポイント
完成形を、
あとで書けるようにする。
整理のポイント
違った時の
直し方を持ち帰る。
素材 B

持ち帰り用のメモ欄です。

私は を自動化したいです。

いまは という手順で行っています。

材料は です。

最終的なアウトプットは にしたいです。

違った時は を直してほしいです。

AIに渡す文

一回で当てるより、
直せる形で書く。

「目的」「材料」「完成形」に加えて、ズレた時に何を見直すかも用意します。

時間があれば
気になったことを、
一つだけ共有する。

人に話せるくらい整理できると、AIにもかなり伝わりやすくなります。

持ち帰り
次に試す
一言を持って帰る。

うまくいかなかった時に、次に何を伝えるかを思い出せる状態にします。

注意
できることが増えるほど、
責任も増えます。
Risk 1

個人情報を入れない。

触ってよいデータか、AIに渡す前に一度止まって確認します。

Risk 2

自動化の暴走を止める。

回数、上限、実行範囲を決めないまま回すと、思わぬコストになります。

Risk 3

公開範囲を確認する。

自分だけが見えるつもりでも、Web上では公開状態になることがあります。

組織で使うなら
便利さを広げる前に、
ルールを決める。
最後の確認

使う前に、3つだけ止まる。

1

渡してよい情報か。

個人情報、顧客情報、社外秘が入っていないか確認します。

2

公開されないか。

作ったファイルやページの共有範囲を確認します。

3

勝手に動き続けないか。

回数、範囲、費用の上限を決めてから実行します。

今日の持ち帰り
仕事の棚卸しが先。
ツールは後。
今日の持ち帰り
小さく動かせば、
AIは仕事になる。
最後に
明日の作業を、
一つだけ減らしましょう。
Thank you
ご清聴
ありがとうございました。

株式会社ALL AI
細江 健実 ・ 佐々木 順